ゲームレポート短編集
「百花繚乱・1日一膳(じゃ腹減るネ)
2000/5

遂に遥か安芸の国より手槍隊安芸排・排長同志よりのレポート到着!
という訳で、このページは丸々1日のゲームではなく、ある日の名勝負レポート短編集でまとめてみました。

 

タイトル
・5/7 太田川合戦by同志裕章
・「あの蛮族を撃て!・野蛮人戦記」by紅中兵
・今日の1言

・「5/7太田川合戦」

人参軍手槍隊安芸排・排長、裕章です。
西暦2000年05月07日、久しぶりの出撃を行いましたので報告させていただきます。
安芸の国を流れる大河「太田川」河川敷に集う約40名の勇者。もちろん多くは電動機関砲装備。
中には「電動ミニミ」も見受けられます。私はマルイ製M92Fを片手に黄色チームの先頭に(勝手に)立ちます。
ゲームスタート。神速裕章、発動!でも突撃が甘く中途半端な場所で伏せてしまい、じわじわと匍匐前進しか出来ない状況になってしまいました。
そのうち激しい銃撃戦、両軍共ヒットコールの連続です。
おそらく赤色チームが優勢のはず。ならばフィールド中盤のフラッグ守備に徹するしかないかなー。
とか思いつつ、ひたすら匍匐前進。耳を澄ませば、かすかな足音が聞こえてきました。
突然、大きな足音に変化。左手側を赤色の勇者が一人で黄色フラッグめがけて突撃しようとしていました。
パンパンパン!乾いたブローバックの3連射にてゲット。
ラッキーとか思いつつ、くどいようだが匍匐前進。またもや大きな足音が正面右手より、と思った瞬間に私に気づかず突撃かましてく赤色勇者が!
パンパンパン!ゲット〜〜。ちょーラッキーなどと思いつつ、結局時間切れで引き分けとなりました。
いきなり2ゲットかました余裕からか、その後8ゲームぐらいやったけど、必ず初弾を外してしまい、存在を気づかれ電動機関砲一斉掃射をくらってました。しかも神速発動中(全力疾走中)、左足へ倒木の枝が突き刺さり夜になっても出血が止まらず4針縫うことに。いやはや、手槍隊排長として情けないですね。
次は怪我無く、排長としてもっと頑張らなければ! では失礼します。
 
 

・「あの蛮族を撃て!・野蛮人戦記」

(紅中兵著・サバゲ解放戦史より抜粋)
2000年4月16日・203高地にてーー暖かくなってきた所為かこの日は久々に人が集まり、20人近くのメンバーが結集した。まあこれでも常連の半分程度の出席率なのだがこの日は特に白兵戦を望む同志が多く、昼休み後のゲームではそんな彼等の熱意にほだされるように久々の「禁断の野人戦」が挙行された。

ここでちょっと野蛮人戦について知らない人の為に説明しよう。
これは遮蔽物の多い203フィールドならではのゲームで、白兵戦武器のみを手にした通称「野蛮人」が潜む森林内を、銃を手にした通称「文明人」が目的地目指して進んでいく、というものだ。
まあ雰囲気的には密林を進む探検隊と思ってもらえば良い。A地点からB地点(通常は2つのフラッグ間が使われる)に進む間に、随所で骨や棍棒、蛮刀などを手にした野蛮人が襲い掛かってくる。
文明人はセミオートのみ、マガジンもまあ通常とかの軽微な装備(ハンドガンあたりが望ましい)でこれを排除しつつ、時には仲間を人身御供にして自分はフラッグタッチを目指すと言うわけである。
上手い人が野蛮人をやっていると、文明人側はかなり怖い。気分はランボーを追いかける州警察である。またそうでない人にも遮蔽物の利用や隠密接近など、通常ゲームでも大いに利用できる技術習得の格好の練習となる(なんたって腕+得物のリーチまで近づかないと倒せないのだ)。
野蛮人として密林に潜んだ経験者は誰もが「たとえハンドガンであっても弾の出る火器がどれほどありがたいかわかった」と実感している。1ランク上のプレーヤーを目指すなら一度は野蛮人となって森に入る事をお勧めする。

さてさて、この時私は野蛮人戦始めての同志2名を連れて未開のジャングルへと分け入った。
一見開けている地形でも、樹上から切りつけて来る自由落下系野人などがいるので決して油断できない、倒れている丸太の後ろにも野蛮人が横たわっているかもしれないぞ、というような話をしつつ、やや下草の茂ったエリアに突入した。目標とするBフラッグまでは2/3ほどの地点だ。
「もう少し」という安堵感と「そろそろ来るぞ」という緊張が交錯する中、私は右手約5m先の草むらが一瞬「かさっ」といったのを聞き逃さなかった。
こんもりとした塊と、振り上げられた黒い何かが視界に入った。
手にしたモーゼルHSCを横薙ぎに向けざまトリガーを立て続けに引く。
ちょうど2発目が発射された刹那、こちらにまっすぐ飛んでくる黒い刀身が見えた。3度目のBB弾発射と私の胸にナイフが突き刺さったのは同時だった。一方の陸自新迷彩の野蛮人の方は私が放った弾に加え、異変に気づいた後続の2名からもしこたま弾を浴び203の土に還ったという。
ナイフ投げの手だれにかかると白兵戦武器も飛び道具であるという恐るべき一戦であった。でも投げないで後ろから襲い掛かれば全滅出来たかも知れなかったのにね。
 
 

・今日の1言

●●とトカレフも使いよう

(初心者にしてこの日初参加な上にハドソントカレフでゲームして、陸自新迷彩の常連をゲットした某君を指して)
 
 



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