人参画報2005/5/29

人参軍、華麗なる?食の祭典 (in TEAM THE MERCENARY 定例ゲーム)

 前回のゲーム時における砂糖人同志の素朴な疑問「レーションって実際どんな味?」という声を受け、我が人参解放軍調査部では直ちに厨房部と連携し現有糧秣をかき集めて各国軍用糧秣の食べ比べを実施する事を決定した。
時は5/29、今回は神奈川方面のTEAM THE MERCENARYさん定例戦に出撃を予定していたがその戦場にて本企画を実行、当日参加せる人参軍同志は多国籍なランチの恩恵に与ったのである。
以下はその状況について残された、貴重な記録である。



本日の糧秣一式。
左から時計回りに米軍MRE、韓国の乾パン(市販品)、自衛隊の赤飯缶と沢庵缶。
あとこれに写っていないが肉まん1袋(中国代表っつうことで)がある。


糧秣の調理風景。
今回のフィールドは駅及び最寄バス停からも遠隔の地にあり、長時間の徒歩行軍に備え携行する物資・装備品を極力絞る事が要求されたが新式の瓦斯焜炉は携帯に利便のみならず火力も十分、次々と糧秣の調理をこなし休憩時間内に我々の腹を満たす事に貢献してくれた。
なお、右後方にあるタンクは烏龍茶が入っている。これも人参軍メンバーには飲み放題で提供された。


MREを開けたところ。
なんやかやと色々入っている。
左上の方からざっと紹介すると、ドライケーキ、クラッカー、調味料&トイレットペーパー、梨(デザート袋)、粉末オレンジジュース、粉末ココア、主食のチリ&マカロニ、あとレトルトを温める為の水で発熱する奴と暖め用の袋も入っていた。
発熱剤は非常に臭い事が事前の調べでわかっていたので勿論そんな物は使わずに鍋にお湯沸かして温めた。
戦場では食うしか楽しみがないからこれだけ色々入っているのか?それにしても米帝は贅沢である。


主食が温まるのを待つ間、とりあえずクラッカーとドライケーキを分けてみた。
付属の葡萄ジャムをつけてクラッカーを頂きましたが、それにしても甘い物多いな〜。


これがメインディッシュ、チリ&マカロニ(3等分した後)。
ちょっと味が濃い感じはあったが、噂に聞く程ゲロまずではなかった。


実はこの次に韓国の乾パンを食したのであるが、日本のみたいにゴマが入っている訳でもないし表面がカリッと焼きあがっている訳でもないし、なんか中途半端にしとっとしてちょっと独特の匂いはあるし、でイマイチ美味くなかった。
同志砂糖人はこれを「美術室の味」と評したが、まあそんな雰囲気である。
とにかく継続して食する事が困難であったので直ちに撤去され(後に同志砂糖人がキープしてオヤツ代わりに食べていた事が判明)た為、単独画像は残っていない。



さて、続いては自衛隊の赤飯缶。
「25分加熱」ってあったけどとりあえずMRE沸かした残り湯に入れて25分温めたにも関わらず、まだ中の方がカチカチだった。仕方がないので周りのやわらかいところを出して硬い部分だけ再度15分位蒸かしたら何とか食べられるようになった。
ここで同志砂糖人から素朴な疑問が。
「軍隊で赤飯って一体どういう時に食べるんですか?」
やっぱ堅固な敵陣を奪取したり、数倍する敵の猛攻を跳ね退けて防衛線を守り切ったりした時に「よし、今日は赤飯だ!」てな事になるのだろうか。


盛り付けた赤飯と並んでいるのは噂の沢庵缶。
この缶の高さ分の厚〜い沢庵が4切れ入っていた。
何か色々と漬け込まれていて、うまみ成分満載で確かに美味いけど、所詮主食じゃなくて箸休めだからなあ・・・
赤飯の方も味は悪くないのだが、30分以上グツグツと煮続けないと固くて食えないって「軍用としてどうなの?」と思わずにはいられなかった。
この日の昼休憩の大半の時間が赤飯の調理に取られたんですよだって。
MREだったらおかわりして2回食えるって。
沢庵だけが妙に凝っているところとも併せ、何か力を入れるところを間違っていないか(相変わらず日本軍は・・・)と釈然としないものが残った。


最後は饅頭でシメ。
今日はさほど寒くもなく暑くもなく、のちょうど良い気候だったがこれが厳冬の寒空だったりしたら蒸かしたての肉まんは何にも増してありがたい事は間違いない。
この日も結局MREだ赤飯だと色々食べたけど、結局肉まんも完食して軍用糧秣による「人参軍・戦場食の祭典」は恙無く終了、我々は午後のゲームに突入していったのであった。
 


それではご馳走様。


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