人参画報2006/12/26

復活の人参軍大忘年会in中華街!

 かつて、我が人参解放軍には忘年会を中華街まで出向いて行って格式高く行うという年中行事があった。
ここ数年は年末に集まれるメンバーの僅少などを理由にしばらく見送られていたが、奇しくもこの伝統を知らない新しいメンバーから忘年会を是非!という声があがり、民の声に常に耳を傾ける人参解放軍は昨年活動再開をした厨房部が中核となって予算と味とそして人参軍が宴席を設けるにふさわしい格式を備えた店を横浜中華街に徹底リサーチ、この度も「ホントにこんな店に入って良いのか」と思わず参加者の足が震えた程の高級店にて個室を確保し、美味しく楽しいひと時を過ごしたのであった。

今回は人参軍ゲーム参戦回数ナンバー1の同志イノウエが記録係として貴重な画像の数々を記録、ここにその一部始終をお目にかける事が出来るのはひとえに彼の献身的貢献の賜物である。



集合地点より中華街中央部に突入する我が一団。
これから始まる大宴会の予感に皆喜びを隠せない。
中にはこの日を待ちきれず、朝から中華街に出撃して既にお買い物を終えたメンバーも。


何か初詣でみたいな雰囲気だが、これは人参軍中華街大忘年会中における儀式の1つ、関帝廟詣での1コマである。
ちょうど第一回大忘年会挙行の年にリニューアルオープン(というのかな?)した、我々にとって中華街と言えば忘れられないスポットの1つだ。


ちょうどお正月用と思しき展示物があったので記念撮影を。
この後ろの高くなっているところが関帝廟の本殿である。
をっと同志諸君、この写真を撮ってくれたメンバーがいる事も忘れてはいけないよ。


各員が今年1年怪我なく事故なく過ごせた感謝と来年の武運長久を祈念した後、いよいよ宴席会場に向け進撃を開始。
土曜の午後というものすごい人ごみの中、我が記録班員は期待に胸弾ませる一行の様子を捉えていた。さあもうすぐお食事だ!


とりあえず揃っているメンバーでまずはお約束の乾杯を。
常にネタの提供に余念がない同志マカーロフは、この日も集合時間に最寄り駅のホームに佇んでいたという伝説をまた1つ追加してくれた為ここには写っていない。


乾杯に使用されたビール。ん、このラベルは?
ちなみに後方に写っているのは今回、「忘年会開催すべし!」の革命第一声をあげ今日の良き日を迎えるきっかけを作ってくれた同志金子である。


李白の有名な「山中対酌」である。
実はお店の人に「ラベルは読めましたか?」と聞かれるまで誰も気が付かなかった。嗚呼もったいない!


ふがいない人民に天の怒り爆発、自らビンを手にこの漢詩をすらすらと現代語訳し李白の(飲兵衛としての)素晴らしさを熱く語る主席とそれを謹んで拝聴する同志達。
う〜んいつもながら熱い、熱いぞ人参軍!
おっとそこの二の腕フェチ、どこ見てるコラ?


あっレンゲが2コ!思わず出る技は「ヂュワッ!」
(本画像は人参軍活動とは関連ありません)

  
同志砂糖人の瞬間芸「ギャリソンキャップ」に誰かの持ってた携帯用ストラップで即席『「硫黄島からの手紙」の栗林中将(何故か参謀飾緒)』をやってしまう主席。
宴会でも日米対決だ!


「僕らはねエ、キャンディーズかピンクレディー世代なんだよ。ジュリアナって知ってる?ボディコンのお姉ーチャンがお立ち台で踊ってたんだよ・・・」
酒が入ると70年代〜80年代ネタが始まってしまう、悲しき40代達。
(きれいなお姉さんは含まれません)


昔話の筈が、戦後日本現代史の講義にしか聞こえない若い世代はこっち側。
「えっ平成生まれ?」
何気ない1言が40代・厄年世代を激しく襲った(笑)

いやーそれにしてもこれだけ幅の広い世代が一緒に集まって遊べる、「サバゲ」って良い遊びですね。
『「年寄りの知恵」は衰える体力をカバーして若手の攻撃を抑える事が出来るのか、それとも「若さゆえの過ち」をありあまる体力と活力で乗り越えて若年層が圧倒的強みを発揮するのか?この対決の結末や如何!』おっと人参軍戦闘記録っぽくなって来たけど、こんな互角の勝負が出来てしまうのが他の所謂「スポーツ」にはない寛容性と奥深さなのではないだろうか。

あ、ちなみに今回未成年は皆終始コーラとウーロン茶です。言うまでもなく、人が見ていようと見ていまいと違法行為は厳しく律する我が人参軍なのである。


プレゼンテーター小姐が席を立ち、主席に酒を勧めながら何かを囁いた。
「敬愛する同志主席、そろそろアレのお時間かと」「うむ」

実は今回、我が人参解放軍が活動の主眼と考える2大方針
「単なるキワモノ集団に終わらない、やる時はきっちり勝利を目指す高い戦闘力」
「単に勝つ事のみ・敵を倒す事のみを追及するのではなく、ネタの精神を忘れず自他を楽しませるエンタメ集団」
の2点から、2006年各々の方針において最も活躍したメンバーを表彰しささやかな記念品を贈呈するという企画が密かに準備されていたのだ。
勿論本人に事前に気取られては面白くない為、計画は極めて秘密裏に進められた事は言うまでもない。


本年の最多敵撃破賞は、跡苧禽(セキチョゴン)そして新跡苧禽?にて1ゲームで通常メンバーの1日分のゲット数を挙げかつスナイパー対決や旧軍対決など我々の記憶に残る名勝負を繰り広げた事も記憶に新しい同志砂糖人が受賞した。


直前に料理の上に落としてしまってちょっとベタベタする袋を気にしつつも、とりあえず喜んでみる同志砂糖人。
何かこの画像、妙にプロパガンダっぽく決まってるぞ!


続いては、鼻からBB弾を出してみたり最前線で弾を乞うて味方と共倒れになったり乾坤一擲の大攻撃にマガジンだけ持って参戦したりと常人では思いもつかないネタを数多繰り出し常に周囲を驚かせる最強不倒伝説のネタ王、同志マカーロフがエンタ部門で他をダントツに引き離して受賞した。
この日も集合時間にまだ自宅の最寄り駅にいて、お約束の「人数集まると、1人位すごい遅れる奴っているよな」という定番をしっかりと体現、それでいてきちんと宴会の時間内に到着してしまうというリカバリ性の高さでやはり常人とは違うというポテンシャルの高さをまざまざと見せつけた。
勿論、今日も彼の到着によって宴席が俄然盛り上がったのは言うまでもない。


同志マカーロフの賞品はコッキングマイクロウージーであった。
どんなに極寒のゲームでもブローバックハンドガンのみで参戦する彼に、どの様なシチュエーションでもとりあえず「弾が出る」本銃はサブウエポンとして強力な戦力となる事であろう。
来年の活躍も楽しみだ。


「これ、1人分だから。もう皆飲んだよ」と言われ、ワナっぽいと知りつつも取り分け前の大椀で中華スープを飲んでみせる同志マカーロフ。
今年の最期も彼で大いに盛り上がったのであった。

それではご馳走様ぁ。


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