ここではレギュレーションを云々する以前の、サバイバルゲームにおける基本中の基本について人参解放軍の視点からまとめた。
我が人参軍における活動のみならず、どこで誰とゲームする場合でもこれらは絶対守らなければならない項目だという事を決して忘れないで欲しい。
勿論ついうっかり、という事もあるだろう。そんな時は相手が誰であれ「同志愛」から注意してあげよう。
そして皆でサバゲのマナーを向上していこうではないか。
一、むやみと人、動物、物に向けない 二、レギュレーションを遵守する 三、「ゾンビ」行為をしない 1、フィールド外では「普通の人」 |
各項説明
「どういう事を言っているのかわからない」という人の為に下に解説を用意した。
一度は必ず目を通そう!
一、むやみと人、動物、物に向けない
ゲームの時は、そういう遊びだから当然人に向けて撃つけど、セーフティーにいる時やゲームをしていない時は銃口を人に向けない・向かない様に注意する。だってもし間違って弾が出たら、ゲーム中と違って無防備なだけに思わぬ事故になるからね。
また、ゲームじゃない時に手慰みで動物や鳥を撃ったりしないという事についてもここで戒めている。
銃口の先がどこに向いているかを常に意識する事、またエアーガンを撃ちたくなったらゲームに参加、ゲーム時以外で狙って良いのはターゲットだけ、と心する様に。
二、レギュレーションを遵守する
チーム毎に、初速制限や弾重量制限など「レギュレーション」という名称でローカルルールが設けられている。これはそのチームが「この基準までが安全圏」「このルールで遊びます」として制定しているものだ。お互いが楽しくゲームする為に、主催者の定めるルール・レギュレーションを事前に把握しこれを遵守する事。
三、「ゾンビ」行為をしない
サバイバルゲームの基本は、BB弾に当たったらそれが敵の弾だけでなく味方に撃たれたモノでも、自分が撃ったのが跳ね返ってきたのでも全て有効で「ヒット」とコールをしてセーフティに戻ってゲーム終了を待つ事になる。
また、当たった場所は体や腕だけでなく、帽子のつばでも靴先でも、マガジンポーチだって有効。もちろん、手にしたエアーガンに当たったものでも全て有効だ。
「ここに当たったって死なないから」とか「銃を変えれば続けられるかも」なんて理屈は通らない。
だが、弾が当たってもヒットを認めず、そのままゲームを続ける輩がおり、これを俗に「ゾンビ」と呼ぶ。
単に気が付かない「悪意の無い」場合もあるが、判っていて無視する悪質な手合いも多く、これが深刻な問題となっている。
だが、ゾンビ行為こそ「ヒットは自己申告」という基本的ルールを無にし、サバゲをゲームとして本質的に成り立たなくさせる迷惑な行為であると自覚し、苟も人参解放軍メンバーであるならこれを犯さない様くれぐれも注意する事。
これは、こと自分については「当たったって認識がないからセーフ」ではなく、アヤしいな、って思ったらとっととヒットコールしてしまう位の気持ちでいて欲しい。
逆に、当てたと思うんだけど敵からヒットコールがあがらない時。そんな時は「気づかれないところに当てたんだろう」と捉え、次弾はちゃんと気づいてもらえるヒットを取れる様、しっかり狙うとか十分に近づくとかを工夫する。
自分に厳しく、他人に寛容。
サバゲが「大人の遊び」と言われる理由の1つはここにある。
1、フィールド外では「普通の人」
やっと買ったマイガン、自慢したい気持ちもあると思うけど、サバゲをしない一般人からすれば「物騒な道具」と思うのが大多数の意見だ。不愉快に感じる人もいるという事を意識し、たとえ僅かの距離であっても町中や公道を移動する時はエアーガンがたとえ一部でも外部から見えない様、必ず何かに収容して持ち運ぶ事。
それから、上下迷彩服やフル装備の軍服で駅前やコンビニをうろつくなんてのも論外だ。
これもエアーガンと同様、軍隊に嫌悪感を抱く人だっているんだからね。
ゲーム服はフィールドで着る為の物であると心得る事。
2、試射はゲーム時以外に
早々とヒットされて暇な時、ついつい試射等でゲームの最中に射撃したくなっちゃう事がある。
でもフィールド外からの銃声はゲームをしている人達に誤解される事があるし、ヒットされて戻ってくる人に当たったら危険でもある。
そういった理由から、ゲーム中の試射は禁止しているところがほとんどだ。
試射はゲームとゲームの合間だけにすべし。
また、時々セーフティーエリアなどで人の頭越しに撃っている者がいる。これも前の人が急に動いたり立ち上がったりしたら極めて危険だ。
弾が飛んでいく方向には絶対に人がいない事を必ず確認した後にトリガーを引く様習慣づけるべし。
3、当たったら大声で「ヒット」と「手を挙げて」
撃たれてしまったら、直ぐに「ヒットー!」と大声で言う。そして両手を上げ速やかにセーフティーへ向かう事。
ヒットコールが小さいとか、すぐに言わない、また「ヤラレタ」ポーズをきちんととっていないと更なる銃撃を受ける事にもなりかねないので、恥ずかしがらず大声でヒットコールをする事。
4、ヒットされたら黙って帰る
敵の弾・味方の弾・自分の弾が跳ね返ってきた、何であれ弾に当たったら「ヒット」判定である。ヒットされてしまったらそのゲームにおいては「死人」だ。
従って死人が仲間に対して「あそこに誰かいる」だの「何処から撃たれた」だの言ってはならない。勿論口を使うだけではなく、アイコンタクトや身振りなどでも仲間に対してなんらかの情報を伝える事は厳禁である。
よけいな言動をせず、またゲームを妨げない様に速やかにセーフティーに戻ること。
5、「死んだ」相手には撃ち込まない
ヒットコール、又は手を挙げて出てくるという行為は「やられました」という意志表示をしているのである。潔く負けを認めている相手に更に銃撃を加える(オーバーキルという)なんて恥ずかしい行為が無いよう、トリガーを引く前に必ず確認する事。
だいたい、下手な人ほど目の前で動くモノがあればすぐ撃っちゃう。だから有料フィールドの定例ゲームなんか味方撃ちがとても多い。
我が人参軍のメンバーであればそんな事の無いよう、敵か味方か、ヒット者かそうでないか、確認してから発砲する様に常に注意しよう。
6、トラブルはその場で揉めずリーダーへ
先ほど説明した「悪質ゾンビ」のケース、或いはゲームのシチュエーションとは関係ない暴言を吐く輩等、ゲームを台無しにする不愉快な人が参加している場合もある。だが、そんな連中に遭遇してもその場で相手をせず、彼らの特長(服装・銃、出来たら何処のチームの誰か)を頭に叩き込み、ゲーム後に自分のチームの代表に申告する事。
チーム代表者はこれをゲーム主催者やフィールドマスターに伝え、然るべき措置をとる事になる。
サバゲというのは人を撃つという点では極めて暴力的な遊びだが、これを平和な「ゲーム」として成り立たせる為には皆が紳士的に振る舞う事が必要だという事を忘れてはならない。
7、一般人を見たら「ストップ」
専用フィールド以外でのゲームだと、フィールド内に山菜採りや散歩の人など、ゲーマーでない人が入ってくる場合がある。
そんな彼らに流れ弾が当たったら大問題に発展しかねない。
そのため、もしそんな一般人を見かけたらすかさず出来る限りの大声で「ストップ!」と叫び、ゲームを一時中断させる事。
フィールドマスターが駆けつけて来て、その後の処理をしてくれる。
また、もし「ストップ」と聞こえたら、自分もオウム返しに「ストップ」と言って次の人に伝えていく。
ストップがかかっている間は、その場所から動いてはならない。「時間が止まっている」という概念だからだ。
一般人の立ち去りが確認されたら「ゲーム再開」のコールがあるので、これもオウム返しに伝える事で、ゲームは再開される。
8、帰る前には後片づけ
専用フィールド以外でのゲームでは余人が立ち入らない所を使用する事が多いので、フィールドや周辺に不法投棄ゴミが散乱、というケースも多い。
しかし、だからといって我々も散らかしたままで帰る様では情けない。少なくとも自分達で出したゴミは自分達で片付けるのは言うまでもなく、またその辺にあるゴミも拾って帰る。
去る時は来た時と同等、或いはより綺麗である様にする事。